2016.11.18 第328夜 共通の希望
アラジンとアリババくんがここに至るまでにいろいろな体験をして、くじけそうになりながらも、立ち上がり、必死にもがき、足掻き、自分なりの答えを出していたのならどれほど良かったろう…と思いました。「世界中のみんなが戦って、悩んで、苦しんで、それぞれ出した答え」ってアラアリにこそ必要だったのは。それなりに描写はあったんだと思うんだけど、感覚的に足りないし、アリババくんは褒め称えられたり評価が高い割に中身が伴っていないし、アラジンはアラジンで運命やソロモンや堕転に関して全く自分なりの答えを出していないし、黒ルフから白ルフに戻す方法を模索している様子すらないってなんなんだ。たった1コマで印象が違うこともあるので、ちょっとでいいから思案の様子を描写されていれば…。ここに至るまでに、いろいろ考え方や答えを模索していて欲しかった。ここで一気に片付けられてもついていけないし、もっと深く描写欲しかった部分が多すぎてモヤモヤする。
シン様は、他人の気持に寄り添えなさがシン様過ぎ。血が流されなきゃそれでいいだろう感。失敗を認められないから、植えつける共通希望が「シンドバッド」になったのだろうなーだめなお人だなー。失敗を認められていれば、人は間違うってことも考慮にいれられただろうし、過去を省みて自分の駄目さ加減も理解して、希望をひとりの存在に委ねようとは思わなかったろうし。それとは別に、もっと賢いやり方あるだろうにと思うんだけど(今回のは唐突すぎる。そりゃ違和感覚える)、その点に関してはアラアリに知能を合わせないといけないから…という諦め。あとは、なんで下界に戻ってきたんだと読むたびに感じるのですが、ジャーファルさんに「王の器」と言われたせいかもしれない…と思うとシンジャなのでそれでいいです。私の中ではそうなった。王ではなく会長ですけど!わかりやすいアイコンがあった方がいい、その役割は俺以外いない思考なのかもだけど。きちんとお仕事しているのは、おもしろいというか、なんだかんだ仕事好きなんだなと思えて好き。
シン様に拱手している政務官殿のほっぺたに斜線描いてあってほわっとしました。頬を赤らめながら見つめて欲しいのですかシン様。そしてまじまじ見ていたら、八人将で頰に斜線あるのがヤムおねえさんとピスティとジャーファルさんで、シン様の中でのジャーファルさんの性別分類について詳しく聞かなきゃ…!シン様に手を伸ばす室長は室長で、シンドリア勢の筆頭で描かれてあり、シン様の中でのジャーファルさんの重要度を見せつけられる回だった…。ただあの場面に描かれたってことは思想植えつけ確定だなあ。単純に、ジャーファルさんはジャーファルさんの思考で動いて喋っているのが最高に可愛いから、元に戻してって思います!自分の意志でシンすきすきなのがいいんだろうが!
外伝ちょい足し。こじゃちゃんは嫁かよ。本編読んでいないのでアレなんですが、シン様はバルバロッサがブァレ迷宮内で、実の弟であるドラさんに死ねって言ったことは覚えているのでしょうか。気になる。忘れてそう(作者が)